皆さま、おつかれさまです!レイでございます。
今回は私がバス運転士を11年も続けることができた理由を、なんとなく書いていこう思います。ちなみに現在も継続中でございます。
興味がない方も、路線バスの世界を少しでも知ってもらえたら嬉しいです。知らないことが知れるチャンス!…ではどうぞ。
路線バス運転士を続けることができた理由
私が11年、この仕事を続けてこれた理由…
これ超簡単に言うと「我慢ができるから!」この一言かと思うのです。
見渡すと仕事ってやつは、いろんな職種がありますね。ちなみに私もバス運転士になる前には、ザッと5回くらいは転職しております。
これが多いのか、少ないのか…
まぁ、過去にそのくらいは転職してきましたって話です。
その職種の中から、路線バス運転士は「我慢できる許容範囲内!」これが11年間続けてこれた理由になります。
我慢できる許容範囲…
これどういうことかと言いますと、バス運転士という職業には「良い点」もあれば「悪い点」も当然あって、トータルで見ると「まぁ、我慢できそう」ってことです。
なので今回は、私が感じる「路線バス運転士の良い点・悪い点」を書いてみることにします。これ結論を先に言っておくと、悪い点が我慢できるのであれば、もしかするとあなたも「バス運転士に向いてるかも」ということです。
項目はザッとこんな感じ。
路線バス運転士の良い点
- 数字に追われない
- 力仕事でない
- 人間関係は最小限
- 平日休み
- 勤務時間が確定
- 学力がいらない
路線バス運転士の悪い点
- 立場が弱い
- 給料が安い
- 勤務時間(休み)が不規則
- 事故のリスク
ちなみに路線バス運転士なんて全く就職するつもりもなかった私なので、興味がない人の気持ちも超わかります。
ただもしかすると…何かのキッカケとなる内容かもしれませんよね。
路線バス運転士の良い点
ではまず、私がバス運転士となって思った「良い点」をご紹介していきます。
路線バス運転士の良い点
- 数字に追われない
- 力仕事でない
- 平日休み
- 勤務時間が確定
- 学力がいらない
- 人間関係は最小限
特に気になった項目があれば、上記をクリックすると見たいとこだけ見れます。では、それぞれ解説してみます。
数字に追われない
あっ、そう言えば…優秀な路線バス運転士の条件って何かご存じです?
- これズバリ「何もないこと」です!「何も起こさない人」が優秀な運転士として評価されます。
バス運転士という職業は皆さまご存知のとおり、お客様を確実に目的地まで送り届けるお仕事になります。営業することもないので、まぁ…数字に追われることもございません。
なので繰り返しますが、何も起こさない・事故しない人が優秀な運転士になれます。
ちなみに皆さまは仕事で「数字」に追われた経験はございますでしょうか…?私は過去に経験がございます。これズバリ営業職のことですが、営業の世界は「数字」がすべてです。
- 数字が良い→大きな顔ができる
- 数字が悪い→肩身が狭い
とても分かりやすくシンプルです。
営業経験をしたことない方は分かりづらいかもですが、マジで会社に居づらくなります。歩合制とかなら最悪で、本気で会社に行くの死ぬほどイヤになりますからね。
その点バス運転士は毎日、何もなく・無事故で終わればOKなので、数字に追われることは一切ございません。売れない営業マンなら分かるかと思います。バス運転士は数字を気にしなくてもいい職種なんです。
毎日プレッシャーを感じている方、路線バス運転士という職業、ひとつ候補にどうでしょうか?
力仕事でない
路線バス運転士は重い物を持ったり、走り回ったり…体力に自信がなくても大丈夫です。
皆さまご存知のとおり、お客様を確実に目的地まで送り届けることが仕事なので、ハイパワーな体力は必要ございません。逆に「体が鈍る…」といった理由から、営業所で筋トレ器具を設置しておりまして、うちでは一部の意識高い運転士は汗水流しております。
…ただ、運転を長時間するという意味では、体力は当然ながら必要になってきます。あくまで「パワー」の話です。
体力に自信がない・力仕事は無理だ…って方、バス運転士という職業、ひとつ候補にどうでしょうか?
人間関係は最小限
路線バス運転士に「人間関係」は必要ありません!これかなり大きく出ましたが、まんざらウソでもございません。
- 理由は「1人で外でする仕事」だからです。
1人で外に出るということは職場の人と話す機会もないので、必然的に人間関係も最小限でOKってことになります。…とはいえ、関係が良いことに越したことはないですね。助けてもらえることもあるかもしれないので。
またうちの会社では「人」が勤務を手作りで決めているので、そこには「人の感情」が、まぁ…入ることにはなります。
「最小限」というのは、必要以上に関わることはないという意味からです。
めんどくさい人間関係はどこでもあるかと思いますので、最小限で済むというのは、魅力に感じる人もいるのではないですか?
バス運転士やトラックドライバーは、この「人間関係」が嫌で、あえて選ぶ人も事実いるようですからね。
平日休み
バス運転士は基本、平日休みです。…というか、バラバラです。なので週末もあれば平日もある感じになります。
皆さまご存知のとおり、路線バスは年中走っておりますので、いわゆる定休日的なものはございません。ゴールデンウィーク、お盆、正月…、はい!関係ございません。
うちの会社の場合ですと「4勤2休」といった制度が使われております。
4勤2休…これつまり4日間出勤して2日間お休みというサイクルでして、皆さまでいう1週間が私たちの場合だと6日間になります。なので世間の1週間とはズレてきます。カレンダー見た方が早そうなので、参考に載せときます。
カレンダーイメージ図
この「平日休み」という制度、嫌な人の気持ちも分かりますが、実はかなりメリットもございます。
平日休みのメリット
- 基本どこも空いている
- 旅館や施設が安い
- 公共施設に行ける
空いてる&安い、この2点かなり高ポイントでないですか?空いてて安いので、マジ最高です!
とはいえデメリットはございますので、私が感じるデメリットも紹介しときます。
平日休みのデメリット
- 周りと休みが合わない
- イベント等に参加できない
- だんだん誘われなくなる
私の場合だと友達がいないので、デメリットはあまり感じないです(泣)ただイベントなどは、参加できない事が多くなります。
私の会社のシフトだと4勤2休なので、6日間で1サイクル。つまり休みが平日のときもあれば、週末のときもあります。
今までの経験上だと、平日休みの方がメリットが多いような気がしてます。
勤務時間が確定
路線バス運転士という職業は、必ずシフト制で動いてます。
始まり〜終わり、これらの時間は分単位であらかじめ決まっております。これは結構メリットがありまして、特に帰宅時間がはっきり分かるのは実はかなり便利です。
基本バス業界には改善基準告示という制度がございまして、この時間内でしか働けないシステムになっております。昔はなかったようですが、最近はコンプライアンスがうるさいのです。
- これは逆に、運転士を「守る制度」とも言えます。
私の場合、具体的にはこんな感じで働いております。
- 5:30〜10:34、17:28〜22:34
- 7:51〜9:26
はい、分単位で決まってますね。
あらかじめ確定してるので、帰宅時間が分かります。過去の私みたいに、終電がなくなったから強制的に「はい、残業!」なんてクソルールもなしです。
ただ事故やトラブルがあった時は、この限りではございません。
いつどうなるか分からない…そこは確かにデメリットになるかもしれません。
学力がいらない
ぶっちゃけ路線バス運転士は、バカでもできます。ちょっと大袈裟に書きましたが、誤解して欲しくないのは
路線バス運転士 = バカ
という訳ではございません。
あくまで「高い学力がなくてもできる職業」という意味です。理由はシンプルで「頭を使う仕事」ではないからです。
目的地に着くまでに学力を求められること…、はい!全くありませんよね?
- 路線バス運転士に求められることは、お客様を目的地まで確実に送り届けることです。
たまに外国人が英語みたいな言語で話し掛けてきますが、なんとかなります。スマホの翻訳機能なんかもございますので、なんとかなります。
車やバイクを運転するときに、学力を必要としないですよね?バスもデカいだけで、同じです。
学歴に自信がない方、バス業界はなんら問題ございません。候補にいかがでしょうか?
路線バス運転士の悪い点
はい!では次に、私がバス運転士になって思った「悪い点」をご紹介していきます。
- 良い点よりも悪い点が大事です。
路線バス運転士の悪い点
- 立場が弱い
- 給料が安い
- 勤務時間(休み)が不規則
- 事故のリスク
もし悪い点が気にならないのであれば、あなたはバス運転士に向いてるのかもしれません!!では、いきます。
立場が弱い
路線バス運転士は世間的に立場が弱く、そしてなめられやすいです。
文句を言う人は「乗客」か「周りの車」になるので、運転士が言い返せないことを知ってて、その立場を利用し言ってきます。
- バスが遅い!
- 扉の位置、距離が悪い!
- 強引に割り込まれた!
ついでに面白いやつも紹介
- バスに虫が入ってきた!
- バスが大きすぎる!
- 定時ピッタリに発車するな!
普段おとなしい人でも、車を運転すると豹変する方っていますよね?そういう方は相手が「バス」となると、その感情をモロにぶつけて体当たりしてきます。
- 真に受け止める人だとキツイので、右から左へ流せる人は運転士タイプです。
会社の人間関係のストレスと違い、その場の一回限りの関係なので、割り切れる方は向いてます。
給料が安い
路線バス運転士の給料は「安い」と思っている方も多いのではないでしょうか?
- あくまでも私の意見ですが、激安ってほどではないと思っています。ただこれは会社の大きさ・規模にもよると思います。
私はその地域では、誰しもが知っているようなバス会社に勤めております。要するに、そこそこ大きな会社ってことです。
これは私の過去、10年間の総支給額を表にしたものになります。
○年に減少しておりますが、なぜか分かります?
これコロナが流行した年だからですね。
金額に対しての意見は、皆様それぞれ異なると思います。
安いのか…思ったより高いのか…
それは私には分かりませんが、この数字は事実なので、参考にして頂ければと思います。
勤務時間(休み)が不規則
路線バス運転士の勤務時間・休日は基本バラバラです。ついでに言うと、観光バス運転士はおそらくもっとバラバラです。
路線バスは土日祝など関係なく走っておりますよね?となると当然ですが、土日祝も仕事になります。
そして朝早くから夜遅くまで走ってますよね?となると当然ですが、朝早くから夜遅くまで仕事になります。
年中無休で朝から晩まで走っている路線バスなので、運転士の勤務形態は一般サラリーマンとは大きく異なる点がいくつかございます。
うちの会社の場合ですが、参考例をあげときます。
勤務時間
- 6:00〜12:00、17:00〜23:00
※途中5時間ほど空く - 5:00〜13:00
※昼で終わる - 11:00〜20:00
※昼から出勤 - 5:30〜17:30、17:30〜21:30
※とにかく、とにかく長がーい
休日
- ほぼ平日
- たまに週末
- 2連休は取れる
- 2連休以上は有給使わないと無理
- お盆・正月休み…そんなもの関係ございません
土日祝は絶対に休みたい方は、必ず路線バス運転士はやめてください。私もこの休日の部分は、妥協した項目の1つになります。
ただ平日休み…結構いいですけどね(笑)
事故のリスク
バス運転士は常に事故のリスクがあります。
皆さまも車の運転をしていれば、いつ事故にあうか分かりませんね。人を乗せて乗り物を運転する仕事なので、まぁ当たり前ですが事故にあうかもしれません。
- そういう仕事でございます。
事故と聞くと接触事故など、こんなイメージをすぐ持つかもですが、
イメージ図
実は事故にも種類がございます。
路線バスの事故の種類
- 接触事故
- 車内事故
- 営業事故
シンプルですが、それぞれ説明しときます。
【接触事故】
人、自転車、車など、何かと接触した場合の事故
※経験上ですが、事故の発端は相手が悪いケースが7割ほど
【車内事故】
バスが動いているときに、人が転ぶ・ぶつかるなどのバス車内で起こる事故。
誤解されやすいですが、バスが動いていなければ転んだとしてもこれは自己責任で、運転士に非はないです。
発進時(0→1)、停車時(1→0)など、動き出すときや止まるときが、いちばん車内事故になりやすいです。よく「バスの扉が開くまで席を立たないようお願いいたします」と言うのは、この車内事故を防ぐため。
※発進時は運転士の確認である程度防ぐことができますが、立ち上がってくる停止時は無理。縛っとく訳にはいかないので、これはマジで無理!
事故については、こちらの記事で詳しく解説してます。気になる方はどうぞ。
今はバス車内・車外にカメラがついておりますので、何か事故が起るとこの映像が重要になってきます。
事故は誰も起こしたくないですし怖いですが、運転士はこのリスクを常に背負わないといけません。